タイムライン制御(1)

再生と停止

再生 play()

ムービークリップの再生をするには、play()メソッドを使用します。play()メソッドは以下の形をしています。

play();

停止 stop()

ムービークリップの停止をするには、stop()メソッドを使用します。stop()メソッドは以下の形をしています。

stop();

次フレーム/前フレームへ移動して停止

次フレーム nextFrame()

再生ヘッドを次フレームに移動して再生を停止するにはnextFrame()メソッドを使用します。nextFrame()メソッドは以下の形をしています。

nextFrame();

前フレーム prevFrame()

再生ヘッドを次フレームに移動して再生を停止するにはprevFrame()メソッドを使用します。prevFrame()メソッドは以下の形をしています。

prevFrame();

例 再生/停止/1コマ送り/1コマ戻しボタンの作成

  1. 適当なトゥイーンをつけたムービーを作成します。
  2. 1フレームにムービーを停止するフレームアクションを記述します。
    this.stop();
  3. 制御ボタン用の新規レイヤーを挿入し、再生/停止/1コマ送り/1コマ戻しの4つボタンを作成します。
  4. 各ボタンにボタンアクションを記述します。
    • 再生ボタン
      on(release) {
          this.play();
      }
      
    • 停止ボタン
      on(release) {
          this.stop();
      }
      
    • 1コマ送りボタン
      on(release) {
          this.nextFrame();
      }
      
    • 1コマ戻しボタン
      on(release) {
          this.prevFrame();
      }
      

再生ヘッドの位置(カレントフレーム番号)の取得

再生ヘッドの位置(カレントフレーム番号)は、ムービークリップの_currentframeプロパティに保持されています。

例 カレントフレーム番号の表示

前例にカレントフレームを表示するテキストボックスを追加します。

  1. テキストボックスを作成し、ダイナミックテキストにします。適当な変数名(ここでは「frame_number」)を設定します。
  2. テキストボックスをムービーシンボルにします。
  3. 以下のムービークリップアクションを記述します。
    onClipEvent (enterFrame) {
        frame_number=_parent._currentframe;
    }
    

任意のフレームに移動して再生/停止

フレームに移動して再生 gotoAndPlay()

再生ヘッドを任意のフレームに移動して再生するには、gotoAndPlay()メソッドを使用します。 gotoAndplay()メソッドは以下の形をしています。

gotoAndPlay(フレームラベルまたはフレーム番号, シーン名)

フレームラベルとシーン名は「"」で囲んだ文字列で指定します。「, シーン名」は省略可能で、 省略された場合には現在のシーンになります。

ムービークリップ内から別シーンへフレーム番号を指定して飛ぶことはできません。 その場合には、フレームラベルを使ってください。

フレームに移動して停止 gotoAndStop()

再生ヘッドを任意のフレームに移動して停止するには、gotoAndStop()メソッドを使用します。 gotoAndStop()メソッドは以下の形をしています。

stop(フレームラベルまたはフレーム番号, シーン名)

フレームラベルとシーン名は「"」で囲んだ文字列で指定します。「, シーン名」は省略可能で、 省略された場合には現在のシーンになります。

ムービークリップ内から別シーンへフレーム番号を指定して飛ぶことはできません。 その場合には、フレームラベルを使ってください。

Webページを開く

Webページを開く getURL()

Webページを開くには、getURL()メソッドを使用します。getURL()メソッド は以下の形をしています。

getURL(URLアドレス, ターゲットウィンドウ)

URLアドレスとターゲットウィンドウは「"」でj囲んだ文字列で指定します。 「, ターゲットウィンドウ」の部分は省略可能です。

ターゲットウィンドウには以下の指定ができます。

指定するもの Webページが開かれるフレーム
_self カレントフレーム
_blank 新しいウィンドウ
_parent カレントフレームの親フレーム
_top カレントウィンドウ内のトップレベルのフレーム

URLアドレスに「mailto:メールアドレス」を指定すると指定したアドレスを送信先としてメーラが起動します。

練習問題

逆再生ボタンを作成せよ。

ヒント:

  1. 再生/停止/逆再生を切り替えるため、現在どの状態であるかを入れる変数を用意し、各ボタンによって変数の値を変更する。
  2. クリップイベントループで変数の値によってnextFrame()メソッド/prevFrame()メソッドを使い分けて、再生/停止/逆再生を実現する。