
実習を通して、どんな看護師になりたいのか明確にしてください。
看護師
植田 涼
Ryo Ueda
看護学部 看護学科
公益財団法人筑波メディカルセンター 内定
看護師になろうと思ったきっかけを教えてください。
曾祖母が病気で入院したとき、今後の治療方針について看護師さんが曾祖母の意見をサポートしてくれたことがきっかけです。かなり高齢だったので退院することが難しい状況の中、曾祖母は家に帰りたいと話していました。その意思を優先し何が曾祖母にとって一番良いか考えてくれて、結局、家で看取ることができました。患者の気持ちに寄り添った看護師さんに感謝し、私も看護師になりたいと思いました。
就職を意識し始めたのはいつ頃ですか?
大学4年生になってからです。医療関係の合同説明会が実施されるようになり、インターンシップが始まる頃ですね。筑波メディカルセンターに興味を持ったのも、インターンシップへの参加がきっかけです。
筑波メディカルセンターに惹かれた理由を教えてください。
私は実習を通して、癌看護に興味を持ちました。その点、筑波メディカルセンターには癌病棟があり雰囲気もとても良い。自分もこんな環境で仕事がしたいと思いました。
具体的には、どのような雰囲気だったのですか?
看護師同士の連携がスムーズで、新人看護師が先輩に相談しながら看護計画を立てているのを見ると、自分も安心して働けそうだと思いました。また、忙しい合間を縫って、患者さんとふれあう機会を多く作っていたことも印象に残っています。この病院でなら、患者さんに寄り添った看護が出来るのではないかと思いました。
就職活動はどのように始めましたか?
何から始めていいのか分からなかったので、とりあえずキャリア支援センターに相談に行きました。すると就活に関するアドバイスを丁寧にしていただき、不安を解消することができました。それから週に1回はキャリア支援センターで、履歴書の添削や面接練習を実施してもらいました。
キャリア支援センターでの面接練習は、本番で役立ちましたか?
模擬面接はとても役に立ちました。5回以上は受けたのですが、毎回違ったスタッフの方が面接官役をしてくださるので、常に本番のような雰囲気。毎回、緊張感があるので、とても実践的だと思いました。看護学科の学生は複数の病院を並行して受験することができないので、本番に慣れることは出来ません。その分、キャリア支援センターで模擬面接を受けると良いのではないかと思います。
就職活動で大変だったことを教えてください。
志望する病院を一つに絞り込むことです。そのためには、興味のある病院のインターンシップに参加することが有効だと思います。私も水戸医療センターやひたちなか総合病院なども候補に挙げてインターンシップに参加しました。どの病院も魅力的だったのですが、自分に合っているのは筑波メディカルセンターだと思ったんです。
就職活動を行っている後輩にメッセージをお願いします。
半年間の実習のあと、すぐに就職活動が始まります。忙しいと思いますが、上手に切り替えてください。実習を通して自分はどんな看護師になりたいのか、どんな分野が向いているのか、学びたいことは何なのかを明確にしていくと良いと思います。それを就職活動に活かして、後悔のない活動を行ってください。