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金融業界
阿部 竜士
Ryuji Abe
総合政策学部 部経営学科
茨城県信用組合 2021年度内定
金融業界に興味を持ったきっかけを教えてください。
大学2年生のときにコースの選択があり、簿記に興味があったので会計系のコースを選びました。常陽銀行や水戸信用金庫の方からお話を聴く授業で、地域経済に対する金融機関の役割を知ったことも金融に興味を持ったきっかけの一つです。
他の業界には全く興味がなかったのですか?
就職活動を始めた頃は、もう少し視野を広げていました。実際、金融業界が本当に自分に向いているのか、不安な部分もありましたし、地域に貢献したいという想いが強かったので、企業の合同説明会では不動産関係や他の業界のお話も聴きました。地域の金融業界に絞り込むと、アプローチできる企業も限られてくるので、JA日立やJA水戸なども考えていましたね。ただ、地域に貢献するという点だけはぶれずに、企業選びの主軸においていました。
なぜ地域貢献にこだわったのですか?
茨城県で生まれ育ち、この地域が好きだということが一番です。その上で、地域経済を回している企業の99%は中小企業だと授業で知り、そういった企業を支えていきたいと思ったんです。
茨城県信用組合を選んだ理由を教えてください。
常陽銀行や筑波銀行などの地方銀行も選択肢にありましたが、自分の中では水戸信用金庫や茨城県信用組合の方が志望度が高かったです。その理由は、より地域に密着した事業展開を行っているからです。ネームバリュー等を考えると常陽銀行や筑波銀行も魅力的なのですが、大企業などとの取引も多く扱っています。その点、茨城県信用組合などはエリア制を採用していることもあり、よりきめ細かに中小企業を支援できると感じたんです。また、営利を追求する株式会社ではないため、利益第一ではなくお客様第一というお話にも共感しました。
試験対策はどのように行いましたか?
キャリア支援センターで先輩方の受験報告書に目を通すことから始めました。最も力を入れたのは面接対策ですね。大学受験以来、面接を経験してこなかったので、何度も練習しました。茨城県信用組合では対面の面接が行われましたが、コロナ禍の影響でオンライン面接もあります。キャリア支援センターでの模擬面接は、対面とオンラインの両方受けることができるので、できればどちらも経験しておくと良いと思います。
就職活動での反省点はありますか?
もっと多くの企業のインターンシップに参加しておけば良かったと思っています。私は鹿島南共同発電株式会社のインターンシップに参加したのですが、そこで知り合った学生の一人は30社くらいのインターンシップに参加したと話していました。様々な業界を深く知るには、インターンシップが有効なのかも知れません。
就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。
早めの行動が第一ですね。自分がどういう業界で働きたいのか分からない方は、特に意識を高く持って準備も早めに行ってください。合同説明会などで様々な企業の話を聞くことが、やりたい仕事を見つけるきっかけになると思います。ただ漠然と行動するより、進みたい方向性が明確になっている方が就職活動は断然有利です。何から始めて良いか分からないときは、キャリア支援センターのスタッフの方や先生などに相談するといいでしょう。就職活動は大変ですが、今しかできないことをしっかり行い、頑張ってください。