Real Message

照沼 美波

面接では正直に話すことが
一番です!

新聞社

照沼 美波
Minami Terunuma

総合政策学部 法律行政学科

株式会社茨城新聞社 2021年度内定

報道関係に興味を持ったきっかけを教えてください。

高校野球の報道が、メディアに興味を持った最初のきっかけです。弟が高校の野球部に所属していたので、試合があった翌日には新聞に掲載されることもありました。それを見た周囲の人たちから反響があり、なんだかメディアを通して一つのコミュニティが作られているような感じがしたんです。報道には様々な役割がありますが、地域のつながりを深めるツールでもあるところに関心を持ちました。

最初からメディア関係を志望していたのですか?

はじめは両親の勧めもあり公務員を考えていました。私も茨城が好きで地域に貢献したいという気持ちがありましたし、公務員は職業として安定しています。でも、大学でいろいろなボランティアや臨時職員などを経験するうちに、自分には向いてのではないかと思いはじめたんです。

どうして、向いてないと思うようになったのですか?

市役所や県庁にはいろいろな部署があり、数年ごとに配属が変わります。私は広報に関する仕事がしたいのですが、広報に関わり続けることはできないし配属されるかどうかも分かりません。また、国勢調査のお手伝いをしたときに、事務的な仕事は自分に向いていないと分かりました。水戸市のバリアフリー環境整備推進協議会の委員も務めたのですが、市役所職員の方の仕事の大変さを目の当たりにし、とても自分にはできないと感じたんです。

茨城新聞社との出会いを教えてください。

大学で様々な企業の社長をお招きしてお話を伺う授業がありました。そこで茨城新聞社の社長の講義を受けたのが最初の出会いです。特に印象に残っているのは、東日本大震災が起きた直後のお話です。被災状況や避難場所の情報を伝えるメディアが限られている中で、新聞は正確な情報を発信する貴重な情報ツールの一つ。その役割を果たすために、社長自ら社員と一緒に避難場所に新聞を配り続けたというお話を聴き、とても心が動かされました。地域に密着したメディアだからこそ、地元の人たちに寄り添い、本当に必要な情報を伝えることができる。とても素晴らしい仕事だと感銘を受けました。

面接対策はどのように行いましたか?

模擬面接を受けた程度ですね。想定される質問への答えを暗記するのが苦手なので、本番ではその場で対応しようと考えていました。バリアフリー環境整備推進協議会の委員に応募したときも面接での選考があったので、少し軽く考えていたのかも知れません。そのせいで、かなり追い込まれた面接がありました。

どのような質問をされたのですが?

私は工業高校で建築・設計を学んでいたので、高卒で就職しようと考えていたんです。でも、両親に反対されて大学進学の道を選びました。面接官の方はエントリーシートからそのことに気がついたみたいで、なぜ大学に進学したのか、建築関係は考えなかったのかなどの質問をされたんです。実際のところ、あまり目的意識も持たず両親に言われるままに進学したので、どう答えていいか本当に迷いました。

どう答えたのですか?

本当のことを話すと印象が悪くなると思ったのですが、全て正直に話しました。嘘をついても面接官には見抜かれてしまいます。嘘をついてさらに深く質問されるとどうにもならなくなるので、開き直るしかありませんでしたね。でもその結果内定がいただけたので、間違った対応ではなかったのではないかと思っています。

就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。

いろいろ考えて面接に臨んでも、緊張して忘れてしまうこともあります。そんなときは、正直に話すことが一番だと実感しました。それから、新聞やテレビのニュースなどをチェックしておくと良いと思います。社会情勢に対して自分の考えを持つことは、必ず面接で役に立ちます。就職活動は精神的に辛いこともありますが、それに負けずに頑張ってください。

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