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蓮見 海里

内定を取得しても
就活を続けてみてください!

卸売業

蓮見 海里
Kairi Hasumi

人間科学部 コミュニケーション学科

株式会社日立ハイテク 2021年度内定

業種の絞り込みはどのように行いましたか?

最初は金融業界を目指していました。きっかけは、大学3年のときにファイナンシャルプランナー技能士3級の資格を取得したことです。新型コロナウイルスの影響で時間ができたので、何か資格でも取っておこうと書店で資格関係の資料を探しているときに見つけたのがファイナンシャルプランナー関連の書籍だったんです。大学では学んでいない税金のことなど詳しく書いてあって、単純に面白いなと思いました。それから金融関係の企業にアプローチし、筑波銀行や水戸信用金庫などから内定もいただきました。

目指していた業界から内定がでたのに就職活動を続けたわけですね。

もともと金融業界を志望していたので、内定をいただいた時点で就職活動を終了しようと思っていました。ただ金融業界は内定が出るのが早かったせいか、本当にこれでいいのか迷いはじめたんです。金融しか見てこなかったので、他の業界も見ておいた方がいいのではないかって。

日立ハイテクを選んだのは何故ですか?

日立ハイテクは他の企業とは違う選考の仕方をしていたんです。通常は入社試験を受けて内定をいただいてから、配属になる部署が決まりますよね。それが日立ハイテクでは選考を受ける前に学生が希望する部署を申告して、その部署の社員の方が面談や面接などを行うんです。もちろん、日立ハイテクという企業にも魅力を感じました。ナノテクノロジーなどハイテクを駆使したソリューションビジネスは、私たちの生活の質を高めてくれる大切な分野です。世界27カ国での企業展開も魅力でしたね。

どの部署を希望したのですか?

財務本部です。この部署なら、ファイナンシャルプランナーの資格や、金融に関する知識が活かせると思ったからです。銀行も地域の人たちの生活を支える大切な仕事ですが、日立ハイテクの財務本部で働くことで、さらに多くの人たちの役に立つ仕事ができるのではないかと考えました。

就職活動を行う中で、何か気付きはありましたか?

さまざまな業界が、いま変革期を迎えているのではないかと感じました。金融業界も預貯金がメインだと思っていたのですが、低金利時代が来て資産運用がメインに変わりつつあります。日立ハイテクも完全グループ化により、さらに日立製作所との結び付きが深くなりました。いかに日立ハイテクとしての強味を出していけるかが、今後の課題ではないかと思います。

試験対策はどのように行いましたか?

筆記試験対策はSPIをメインに行いました。始めたのは3年の冬休み頃から。1日1時間程度、問題集と向き合いました。面接対策は、キャリア支援センターでの模擬面接です。面接の雰囲気を掴んだら、あまり練習はしなかったです。想定した質問への答えを考えてばかりいると、その質問がこなかったときに焦ってしまうのではないかと思ったんです。本番では、そのときに思ったことを自分の言葉で伝えようと努めました。

就職活動で苦労した点はありますか?

学生生活を通して何か実績を残したわけではないので、内定をいただけるかどうか不安でしたね。特にアピールするポイントもなく、強いて挙げれば趣味の海外旅行で様々な国を訪れたことくらい。それでも、お客様と関わる仕事であれば話題の一つにはなるかなと、ポジティブに考えるよう努力しました。

これから就職活動に臨む後輩たちに、メッセージをお願いします。

就職活動は初めてのことなので、不安もあるかと思います。特に面接ではどう答えたらいいか迷って、定型文に頼ってしまいがちです。でも自分らしさを忘れず思ったことを答えれば、自分と合う企業が必ず見つかります。学生生活の最後のイベントだと思って、就職活動を楽しんでください。

キャリア支援センター

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