Real Message

柴田 奈緒

誰かに相談することも
大切です!

栄養士

柴田 奈緒
Nao Shibata

人間科学部 健康栄養学科

水戸赤十字病院 2021年度内定

管理栄養士を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

中学生のときバレーボール部に所属していて、運動と食の関連性を顧問の先生に教えていただいたのがきっかけです。練習試合のときなどに持参するお弁当を、自分で作ることを勧められたんです。そのときは、さすがに全部自分で作ることはできなかったのですが、高校のお弁当はできるだけ自分で作るようにしていました。ご飯とおかずのバランスとか、お肉と野菜の割合とか考えて作っているうちに、栄養について興味を持つようになり管理栄養士を目指そうと思ったんです。

最初から病院の管理栄養士を志望していたのですか?

病院直営の管理栄養士になりたいという思いはあったのですが、給食委託会社や一般企業も視野に入れた活動を行っていました。大学で行われる合同企業説明会などにも参加し、さまざまな企業の情報を集めましたね。中には食育に力を入れているスーパーもあり、とても興味を惹かれました。そのスーパーからは内定をいただき、その時点では就職しようと考えていたくらいです。

そもそも病院の管理栄養士になりたいと思ったのはなぜですか?

3年生のときに病院で実習を行ったことです。管理栄養士の皆さんが働いている姿を見て、自分も大学で学んだ知識を充分に発揮できる病院で働きたいと強く思いました。しかし、どうしても自分に自信が持てなくて、給食委託会社や一般企業を受けようと思うようになったんです。一般企業の就職活動は3月頃から始まりますが、病院は秋にならないと求人が出ないことも企業を受けた理由の一つです。

水戸赤十字病院との出会いを教えてください。

学科の先生に紹介していただきました。病院で実習を行ってから、とにかく病院で働きたくて先生方に何度も相談していたんです。それを覚えていてくださって、水戸赤十字病院の給食課で募集が行われることを教えてくださったんです。内定をいただいたスーパーに就職しようと考えていましたが、チャンスがあるなら病院にチャレンジしたいと思い選考を受けることに決めました。

選考を受ける前に職場見学などは行いましたか?

新型コロナウイルスの影響で開催されるかどうか不安だったのですが、他にも見学を希望する学生がいたようで、直接、見学する機会を与えてくださいました。院内や調理室などの雰囲気も良く、自分が働く姿をイメージすることができました。また、案内してくださった管理栄養士の方から、いろいろな話を聴けたのも収穫です。病院直営で給食業務を行うことが入院患者への栄養指導に役立つこと、学会などに所属すれば資格取得の幅が広がることなど5年後、10年後のキャリアアップにつながるお話も聴くことができました。

就職活動で大変だったことはありますか?

病院の求人は一般企業と比べて出る時期が遅いので、企業から内定をいただいた後にモチベーションを保つのが大変でした。水戸赤十字病院の選考はスーパーの選考から5カ月くらい後だったので、しっかり受け答えできるのか不安もありました。でも、企業の面接を何度か受けていたので、きちんと受け答えできたと思います。やはり面接は数をこなすことも大切だと思いました。

これから就職活動を始める後輩にアドバイスをお願いします。

就職活動を始めると、自分に自信が持てなくなる時期があるかも知れません。そういうときは学科の先生方やキャリア支援センターのスタッフの方に相談してみてください。不安になると悩むことや迷うことがたくさん出てきて、就職活動に身が入らなくなってしまいます。自分はこういうところで働きたいとか、こんな仕事がしたいとか、誰かに話すことが大切です。私も先生方に相談していたので、病院の求人を紹介していただけました。また、自分の気持ちを話すことでスッキリして、就活に臨む自分の気持ちもリセットされます。目標を決めたら諦めず、チャレンジしてみてください。

キャリア支援センター

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