Real Message

須加野 里奈

自分に合った施設を
選ぶことが大切です!

福祉関係

須加野 里奈
Rina Sukano

人間科学部 心理学科

社会福祉法人勇成会 2021年度内定

福祉関係に関心を持ったきっかけを教えてください。

一般企業のように会社の利益を追求するのではなく、人の為になっていることを実感できる仕事がしたいと思ったんです。障害者福祉施設での生活支援員は難しい仕事ですが、やりがいは大きいと思います。仕事内容は、施設を利用される方に、入浴や食事などの介助といった日常生活に関わる支援を提供すること。自分がしたことで、利用者の方に少しでも良い影響が与えられたら嬉しいですね。

業界研究はどのように行いましたか?

説明会や就職支援サイトなど様々なツールを使いましたが、やはり施設見学が一番でした。勇成会の他にも就労支援を行う施設なども見学しましたが、勇成会が自分に最も合っていると思いました。

勇成会を選んだ理由を教えてください。

施設見学に参加したのが3月だったので、勇成会内で人事異動があったんです。勇成会は4つの事業所を持っていて、それぞれに職員が配属されます。その移動通知が掲示板に貼り出されていて、利用者の方が「あの職員さんは異動しちゃうのか…」って寂しそうにしていました。それを見て、この施設では職員は利用者の家族の一員なんだと感じたんです。私もそんな存在になりたいと強く思いました。

他に決め手となったことはありますか?

教育・研修体制の充実ですね。これから福祉に関する資格を取得したいと考えているので、研修や通信教育などを受けるためのスケジュール調整はもちろん、資格を持つ先輩職員のアドバイスなども受けられるのは魅力的です。この施設で働きながら筑波大学に通い、公認心理士の資格を取得した職員の方もいると聞いて、ここでならキャリアアップも可能だと思いました。

就職活動で大変だったことは何ですか?

福祉関係は選考が始まる時期が遅いことです。一般企業は早ければ3月頃から選考が始まり、ゴールデンウイークの頃には内定をもらった友人もいます。でも福祉関係の選考は夏頃から始まるので、まだ内定をもらっていないことに焦りを感じることもありました。そんなときは同じ目標を持つ友人と情報を交換し、モチベーションを保つことに努めました。自分は自分だと割り切ることで、不安を払拭できたと思います。

試験対策はどのように行いましたか?

初対面の方と話すのが苦手なので、面接対策は重点的に行いました。企業で人事を担当する知人に、よく相談したりしていましたね。そこで受けたアドバイスが、面接は会話だってこと。想定した質問に対する答えを暗記すると、受け答えがどうしてもカタコトになってしまいます。自分がどう思われるかを気にしすぎず、ありのままの自分で会話することを教えていただきました。

就職活動を通して反省点はありますか?

早い時期から、就職活動に関するイベントに参加しておけば良かったと思います。福祉に限らず様々な業界を知ることは、就職活動期間でしかできないこと。自分の視野を広げることは、今後の人生にもプラスになるのではないでしょうか。

就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。

今できることから始めることが大切です。例えば、自己分析は履歴書やエントリーシートを書くのに必要不可欠です。また、福祉関係を目指していても、その分野は様々。自分に合う分野はどこなのか、しっかり吟味して慎重に見極めてください。そのためには、施設見学に行くことが大切です。ホームページなどでの動画だけで判断するのではなく、自分の目で確かめないと分からないことが沢山あります。就職した後で後悔しないよう、しっかり準備して就職活動に臨んでください。

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