
辛くても継続することが
大切です!
教員
神郡 彩希
Saki Kangori
人間科学部 教育学科
茨城県公立小学校 2021年度内定
小学校の教諭を目指すきっかけを教えてください。
小学校3年生のときの恩師の影響です。とても素晴らしい先生で、挑戦することの大切さを教えてくれました。
そして大学で教育に関して本格的に学ぶようになり、教師になりたいという思いはさらに強くなりました。特に印象に残っているのは、教育実習で直に小学生たちと触れ合ったことです。教師という仕事の大変さを知る反面、自分が行う指導が生徒たちの成長というかたちで返ってくる。その喜びを実感し、大きなやりがいを感じました。
教員採用試験への対策はどのように行いましたか?
3年の秋に希望する自治体の過去問を購入し、出題傾向を知ることから始めました。苦手科目に関しては、問題集を繰り返し解いたりしていましたね。それから大学が主催する「教職アカデミー」という講座を受講しました。1次試験対策、2次試験対策と分かりやすく指導していただけたので、本番でとても役に立ちました。また、小論文は実際に小学校で教員を経験された先生や、学校長などを務められた先生に指導していただき、自信をつけることができました。
面接対策はどのように行いましたか?
面接は苦手なのでどうすればいいか先生に相談すると、何度も練習して場慣れすることが大切だとアドバイスをいただきました。私は教員採用試験一本で一般企業の採用試験を受けなかったので、最初の面接が本番になります。そこで先生方にお願いし、模擬面接を何度も行っていただきました。想定外の質問にどう答えたらいいか、自分の思いを伝えるにはどう話したらいいか、様々な面接でのテクニックを知ることができたので、余裕を持って面接を受けることができたのだと思います。
面接で心掛けたことを教えてください。
面接では話すことに集中しすぎて、表情が硬くなってしまうことがあります。もちろん面接の本番では緊張しますが、小学校の先生に必要なのは子どもたちに負けない元気ではないでしょうか。そこで、自分を良く見せようとするより本当の自分が伝わるよう、飾り気のない言葉でありのままの自分をアピールすることを心掛けました。
試験対策を行う中で何か気付きはありました?
友人の大切さですね。昨年は新型コロナウイルスの影響で、友人と会うことができない日々が続きました。それまでは、同じ目標を持つ友人たちと一緒に勉強したり情報交換をしたりしていたので、自分一人でモチベーションを保つのは大変だということを痛感しました。
試験対策を行う中で大変だったことは何ですか?
試験対策を行っていると、ふと自分は教師に向いているのだろうかと邪念が湧いてくることがありました。勉強するだけの毎日なので、このまま先生になってしまっていいのか不安になったんです。でも実際に教壇に立たなくては分からないことも沢山あるはずです。まずは生徒たちと向き合う日を迎えるため、モチベーションを保つよう心掛けました。来年の春から一緒に学ぶ皆との素敵な出会いをイメージすることが、何よりも心の糧となりましたね。
就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。
目標に向って頑張ることは楽しいことだけではなく、辛くて厳しいこともあります。でも大変な思いを経験する中に、知らなかった自分に気付くきっかけがあるかも知れません。就職活動は自分を知り成長する良い機会です。どんなに苦しくても継続することを諦めず、目標に向って頑張ってください。