
周りに流されず悔いのない
就職活動を行ってください!
公務員
舘 拓真
Takuma Tachi
人間科学部 現代社会学科
小美玉市消防本部 2021年度内定
消防士を志したきっかけを教えてください。
小美玉市の方々の役に立ちたいと思ったのが、消防士を志したきっかけです。私は高校時代、野球部に所属していました。通っていた中央高校は小美玉市で唯一の高等学校ということもあり、市民の方々が熱心に応援してくださったんです。野球部の練習は厳しいものでしたが、地元の方々の応援が励みでもあり、支えでもありました。その小美玉市の皆さんに、少しでも恩返しがしたいと思い消防士になることを決心しました。
地域に貢献する仕事は沢山ありますが、なぜ消防士を選んだのですか?
地域の中でも、特に小美玉市の方々に恩返しがしたかったからです。地域貢献という意味では、小美玉市の消防以外に茨城県警察なども受験しました。内定もいただいたのですが、警察は転勤が多く、小美玉市以外の警察署に配属されることが多くなってしまいます。その点、消防は小美玉市消防本部、美野里消防署、小川消防署のいずれかに配属になるため、小美玉市を出ることはありません。また、火災や災害の現場などで、自分の身体を張って命を救う仕事に憧れも抱いていました。
非常に危険で責任の重い仕事ですが不安はありませんか?
自分の命にも関わる仕事なので、不安がないといえば嘘になるかもしれません。でも、消防士の仕事は市民の皆様の安心・安全を守ることです。市民の皆様の期待に応えるためにも、全力で任務に取り組もうと考えています。
消防を受験するに当たって情報収集はどのように行いましたか?
キャリア支援センターの受験報告書を参考にしました。また高校時代の野球部の友人が小美玉市の消防署に勤めているので、詳しい情報を得ることができました。
消防士は地方公務員ですが試験対策はどのように行いましたか?
試験内容は、筆記試験、体力試験、適性検査、面接試験が行われました。筆記試験に関しては大学1年から3年まで教養試験の勉強をしていたのですが、実際に採用試験の内容が発表されると教養試験ではなくSPIのwebテストに変更になっていたんです。少し焦りましたが、SPI対策への変更はスムーズにできました。その理由は一般企業の試験対策も行っていたからです。実際に茨城トヨタ自動車の筆記試験はSPIでしたが、筆記試験をクリアして内定をいただけました。面接に関してはキャリア支援センターで模擬面接を受けていたことに加えて、茨城県警察や茨城トヨタ自動車などで本番の面接を受けていたことも役に立ったと思います。
体力試験に関してはいかがでしたか?
体力試験は朝から始まり、1500メートル走や懸垂、またダッシュを繰り返すなどかなりハードな内容です。私は小学生の頃から野球を始め、中学、高校、大学と野球部に所属してきたので、体力面には自信がありました。しかし周りを見ると高校生が多く、そのほとんどが体育会系の部活動に専念してきたスポーツマンばかり。正直なところ、自分より体力がありそうな受験生ばかりで過信は良くないと反省しました。
これから就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。
自分は野球だけの大学生活だったので、本格的な就職活動を始めたのは3年生の終わり頃からです。しかし、もっと早く始めていれば良かったと思っています。例えば、業界研究や企業研究などは、大学1年からでもできる就職活動です。公務員を目指すなら、大学が実施している対策講座も沢山あります。大学の友人たちが就職活動を始めているかどうかではなく、自分の意志で活動を始めてください。周りに流されずに、悔いのない就職活動を行ってください。