
4大生の強味を
充分に活用しましょう!
看護師
井坂 ゆきな
Yukina Isaka
看護学部 看護学科
筑波大学附属病院 2021年度内定
看護師に興味を持ったきっかけを教えてください。
人と関わる仕事がしたいと思っていたのですが、具体的な職種が思いつかず、とりあえず手に職を付けようと看護師を選びました。常磐大学を選んだのは、地元での就職を希望していたから。高校の進路相談で、地域に根差した医療を学びたいなら常磐大学が最適だと勧められました。
筑波大学附属病院との出会いを教えてください。
看護実習で小児科を希望したら、振り分けられたのが筑波大学附属病院だったんです。とても大きな病院で、小児科だけでなく精神科や一般病棟なども見ることができました。ここでなら様々な症例を経験することができるので、看護師として自分のスキルアップにつながるのではないかと感じました。
筑波大学附属病院を選んだ最終的な決め手は何ですか?
実習で筑波大学附属病院を訪れた際に、NICU(新生児特定集中治療室)があることを知ったからです。先天性の疾患や障害を持つ新生児のケアを行う部署なので、不安になっている親御さんに寄り添った看護がしたいと思いました。NICUで働けるかどうかは分かりませんが、他の領域にも興味があるので配属になった部署で経験を積みたいと思います。
試験対策はどのように行いましたか?
1期生なので先輩からの情報もなく、どう対策したら良いのか分からないままスタートを切りました。とても不安だったのですが、筑波大学附属病院で働いていた先生がいて全面的にサポートしてくれたんです。選考は履歴書などの書類審査と面接でしたが、履歴書はとりあえず自分が思ったことを書いてキャリア支援センターで添削を受けました。看護は特殊な分野でもあるので、その後、先生にも見ていただきました。面接に関してもキャリア支援センターと先生に模擬面接を行っていただいたので、対策は充分にとれたと思います。
面接はどのように進みましたか?
面接での質問は、履歴書に書いたことが中心でした。私はコミュニケーション能力があると書いたので、「これまで嫌だなと思う人はいましたか?」「それはどんな人でしたか?」「嫌な人がいたらどう対処しますか?」と、深い部分まで聞かれました。病院には様々な疾患を抱えて不安になっている患者さんが入院しているので、患者さん一人ひとりへの対応力を見ているんだと思います。
就職活動で大変だったことを教えてください。
看護師の就職活動は、基本的に第一志望の病院を受けて、その結果が出るまで他の病院を受けることができません。だから、エントリーして選考を受けた後、内定が出るまでの期間不安な日々が続きました。筑波大学附属病院の選考は7月くらいだったので、もし内定がいただけなかったらどうしようと夜も眠れないくらいでした。面接もいきなり本命の病院で受けることになるので、充分に準備をしておいた方が良いと思います。
これから就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。
一つの病院しか受けていないので他の病院がどうか分かりませんが、履歴書には大学時代に経験したことを記入する欄があります。そこには、アルバイトやボランティア、クラブ、サークル活動などを通して自分が得たものを書き込むので、4大生は有利だと感じました。看護の専門学校は3年間、国家試験対策に追われてそれ以外の経験を積むことは難しいと思います。大学生も3、4年生になると忙しくなりますが、1、2年生の頃に経験した勉強以外のことをアピールすると良いかも知れません。大学生の強味を充分に活用して、第一志望の病院にチャレンジしてください。