
自分のやりたい看護を
追求してください!
看護師
篠塚 莉子
Riko Shinotsuka
看護学部 看護学科4年
水戸済生会総合病院 内定
水戸済生会総合病院(以下、済生会病院)に就職を決めた理由を教えてください。
祖父が済生会病院に入院していたことがあり、私も頻繁に面会に行っていました。その時に感じた院内の雰囲気が、とても良かったことが理由の一つです。また、済生会病院にはドクターヘリがあり、救急医療の最前線で看護に当たれることも魅力でした。救急で運ばれてくる患者さんは重篤な方がほとんどです。もちろん救急医療の現場で行う看護は大変で責任の重い仕事ですが、それだけにやりがいも感じられるのではないかと思いました。
他の病院は考えなかったのですか?
実習を通していろいろな病院を見てきましたが、自分がプライベートで実際に見てきた病院で働きたいという思いがありました。そして決め手となったのが、3年生の時の病院見学です。済生会病院のICUで働く看護師の方たちの姿を見せていただき、自分も先輩方のようにテキパキ動ける看護師になりたいと思いました。また見学会で、看護師の方のお話を直接聴くことができたことも大きかったですね。職場環境や仕事のやりがいなどを聞いているうちに、自分がここで働いているイメージを持てるようになったんです。
就職を意識し始めた時期ときっかけを教えてください。
意識し始めたのは大学3年生の頃です。看護学部の学生を対象とした病院の合同説明会が開かれ、そろそろ準備を始めなければと思いました。ただ、3年生の3月頃まで病院実習があるので、本格的に始めたのは4年生の4月か5月頃だと思います。
試験対策はどのように行いましたか?
重点的に行ったのは面接対策です。まずは自己分析を行い、自分の強みと弱みを知ることから始めました。次に行ったのは、自分の理想とする看護師像を具体的に把握すること。漠然としたイメージはあったのですが、言葉で伝えようとすると難しく、とても苦労しました。去年卒業した先輩方の受験報告書を参考にしながら文章にまとめ、キャリア支援センターで模擬面接も受けました。模擬面接では、面接の受け答えを指導していただいただけではなく、入室、退室の仕方や椅子に座るタイミング、またバックを置く位置など基本的なことから教えていただけたので本番でも落ち着いて面接を受けることができました。
筆記試験はなかったのですか?
小論文がありました。ただ済生会病院の受験報告書がなかったので、どのようなテーマで出題されるのかまったく分からなかったんです。そこで、他の病院のテーマを参考にして、ストレスの対処法や理想の看護師像など幾つかのパターンで書けるよう準備しました。ただ、小論文の準備を始めたのが試験の2週間前くらいになってしまい、とても焦りましたね。キャリア支援センターのスタッフの方に書いた小論文を添削していただき、ギリギリ間に合ったという感じです。
これから就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。
実習期間は実習に専念しつつ、自分のやりたい看護とは何なのかを考える機会を持つと良いのではないかと思います。最初は漠然としていても、実習を行ううちに見えてくる部分が必ずあります。普段から考える癖をつけておくと、焦らずに本番に臨めると思います。それから、できるだけ早く就職活動に取りかかることも大切です。上手に切り替えて、万全の体制で試験に挑んでください。