
自分の経験に自信を持って
就職活動に臨んでください。
ホテル
大橋 美咲
Misaki Ohhashi
人間科学部 教育学科4年
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ 内定
ホテル業界に関心を持ったきっかけを教えてください。
飲食店でのアルバイトが直接的なきっかけです。自分の気づきや行動で目の前のお客様が笑顔になる、その瞬間に幸せを感じました。ホテルも同じように、自分の接客でお客様に感動をお届けすることができます。私はホテルに宿泊することも旅の一部だと考えています。その素晴らしい旅の思い出づくりをお手伝いしたいと思い、ホテル業を志望しました。
ホテル以外への就職は考えなかったのですか?
高校生の頃から学校の先生になりたいと思っていたので、教員になるかホテル業界に就職するかずっと迷っていました。でもアルバイトを通して視野が広がり、いまはホテルで働く道を選びました。ただ教員への憧れがなくなったわけではありません。ファーストキャリアとしてホテルで働き、いずれは教育の現場で働こうと思っています。
就職活動はどのように進めましたか?
まずはホテルでの仕事を詳しく知ろうと、ディズニーホテルのキャストとしてアルバイトを始めました。宿泊という部署で、お荷物の預かりやシャトルバスの案内をすることが主な仕事内容です。仕事を通してお客様の笑顔に触れ、ますますホテルで働きたいと思うようになりました。業界研究はホテルに関する専門学校のホームページで、卒業生の就職先一覧を参考に気になったホテルを調べました。ホテルといっても日系、外資系、ビジネス、リゾートなど様々なカテゴリーがあります。最初は満遍なく見ていましたが、親しみのある温かいおもてなしができるリゾートホテルに絞り込んだ活動を行いました。
試験対策はどのように行いましたか?
筆記試験対策はまったく行っていません。面接に関しても自己流で行った程度で、誰かに見てもらったり模擬面接を受けたりすることはなかったです。しいて言えば、十数社のホテルを受けていく中で少しずつ面接の受け方を学んでいきました。特にグループ面接では他の学生の発言を聞き、良いところを吸収するようにしていました。そして、次の面接で吸収した良さを活かす。それを繰り返しながら、一つひとつの面接に対応していました。
自己アピールはどのように行いましたか?
私がアピールしたのは、前向きに挑戦できる行動力です。その裏付けとしてスカイダイビングに挑戦したことを上げていました。オンライン上に「世界一周ゼミ」というコミュニティがあり、そこにスカイダイビングをした方の話があったので、面白そうだと思いすぐに実行したんです。自分らしさを表現する写真を貼るエントリーシートもいくつかあったので、そのときの写真を活用しました。
面接の際に心掛けていたことがあったら教えてください。
第一印象が大切なので、面接官の目を見て笑顔でハキハキ話すこと。どう答えたらいいか迷ったときも、落ち着いて自分を保つこと。それから、グループ面接でも他の学生に圧倒されないように、自分に自信を持って挑むことです。特に全国の大学から学生が集まる企業を受験すると、気後れしてしまうことがあるかもしれません。でも、どの大学で過ごしても、期間は同じ4年間です。自分の経験を信じて、堂々と面接に臨むことが重要だと思います。
これから就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。
自己分析はどう行えばいいのか、悩んでいる方も多いと思います。そんなときは、エントリーシートや面接での質問を意識して自己分析を行ってください。質問に対する答えと向き合う中で、自分という人間が見えてくることもあります。また、他の学生との差別化を図るため、自分の経験を掘り下げることも重要です。誰もが経験していることだとしても、そこでの気づきは自分だけのもの。それをどう捉え、今後に活かしていくのかを伝えることで差別化を図ることができます。自分に自信を持って忙しい就職活動を乗り切ってください。