
友人と協力して効率良く
勉強を進めてください。
教員
菊田 新
Arata kikuta
人間科学部 教育学科4年
福島県公立小学校 内定
小学校の教員を目指したきっかけを教えてください。
両親とも教員をしていた影響で、子どもの頃から学校の先生に憧れていました。常磐大学に進学を決めたのも、教育学科があったからです。でも、就職活動に関しては、教員だけしか見ていなかったわけではありません。サークルの先輩の勧めもあり、一般企業に向けた就職活動も行いました。
一般企業への就職活動はどのように行いましたか?
一般企業を受験する学生と、ほとんど同じです。自己分析や業界研究を行い、3年生の夏頃からはインターンシップに参加し始めました。私は住宅関係に興味があったので、茨城セキスイハイムとノーブルホームの2社に絞り込んでアプローチしました。一般企業への就職も考えていたので、企業説明会にも繰り返し参加。採用担当の方に自分の顔を覚えてもらうため、質疑応答なども積極的に行いました。
教員採用試験対策と並行して行うのは大変ではありませんでしたか?
茨城県の教員採用試験は4年生の6月から始まるので、早期選考の企業だけ受けることにしました。また、住宅関係は選考内容が面接だけのところが多く、それほど苦にはなりませんでした。むしろ、企業で本番の面接を何度も経験できたので、教員採用試験の面接対策にもなったのではないかと思います。
面接対策はどのように行いましたか?
一般企業を受ける前に、キャリア支援センターのスタッフの方に模擬面接を行ってもらいました。受け答えに問題はないか、言いたいことが相手に伝わっているかなど、自分では分からないことはたくさんあります。そこを、言葉を置き換えたり言い方を変えたり、細かくアドバイスしていただけたおかげで本番でも上手に話せたと思います。おかげで、受験した2社から内定をいただくことができました。
教員採用試験対策はどのように行いましたか?
基本的に教員を目指していたので、採用試験対策は1年生の頃から行いました。最初の頃は一人で黙々と過去問などを解いていましたね。2年生になった頃には、大学で行われる教職アカデミーに参加。より本格的に試験対策を始めました。
効率良く勉強を進める方法はありますか?
採用試験が近づくにつれ、しっかり勉強できているのか不安になってきました。そこで、教員を目指す友人を誘い、一緒に勉強するようにしました。小学校の教員採用試験は科目数が多く範囲も広いので、覚えなければならないことがたくさんあります。お互いに分からないところを教え合ったり、どの辺りから出題されるのか傾向を話し合ったりすることで、かなり効率良く学習できたのではないかと思います。何より、頑張っているのは自分一人ではないことを実感でき、モチベーションが上がりました。友人と一緒に頑張った時間は、大学での一番の思い出です。
就活での反省点はありますか?
1次の筆記試験を通過しないと2次試験に進めないので、筆記試験に多くの時間を費やしてしまったことです。2次で行われる小論文や集団討論などの対策は、ほとんど本番直前になってしまいました。筆記試験対策の合間に、少しでも行っておけば良かったと思います。
就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。
一般企業も教員採用試験も、対策を早めに始めることが大切です。特に小学校の教諭を目指している方は、広い範囲から出題されるので尚更です。大変だとは思いますが、周りと協力しながら行えば必ず良い結果は出ます。友人たちと一緒に、教員採用試験を乗り越えてください。