
企業を徹底的に
調べることが大切です。
不動産
榊 友果
Yuka Sakaki
総合政策学部 総合政策学科4年
ケイアイスター不動産株式会社 内定
不動産関係に興味を持ったきっかけを教えてください。
直接的なきっかけは、大学3年生の時に宅地建物取引士(以下、宅建)の資格を取得したことです。ただこれは就職のために取得したのではなく、不動産業を営む父を見返してやろうという思いからでした。私は第一志望の大学に落ちて常磐大学に進学しました。そんな私でも宅建の資格を取得できるところを見せたかったんです。だから就職を意識しはじめた頃は、興味のあるテレビ業界や地元のスーパーなど、様々な企業を見ていました。不動産業界に絞り込んだのは、宅建の資格を活かそうと考えたからです。
企業の絞り込みはどのように行いましたか?
不動産関係の企業を、地域密着型、賃貸物件の全国展開、建売・注文住宅メインと3つのカテゴリーに分類して、それぞれ最も魅力的な企業を洗い出しました。そのために不動産に関係する企業の説明会にはできる限り参加し、10社以上の企業にエントリーしました。
企業を選ぶ際に重視したポイントを教えてください。
基本的に不動産業に土・日の休みはないので、それ以外の働きやすさに着目しました。その一つが女性の働きやすさ。産休・育休制度はもちろん、実際に育休をとった女性社員の復職率がどのくらいなのかも重要です。それから、自分が理想とする女性社員がいらっしゃるかどうかも重視しました。会社全体の雰囲気はもちろん、制度面での充実は会社選びには欠かせないと思います。
その条件に合った企業がケイアイスター不動産株式会社だったというわけですね。
それはもちろんですが、何よりも社員の皆さんの熱量に圧倒されました。現在、業界では全国第3位のポジションではありますが、トップを目指す気持ちが他のどの企業よりも伝わってきました。日本一を目指すという明確な目標があり、そのための人材を確保したいという思いに共感し、ケイアイスター不動産を第一志望に決めました。
試験対策はどのように行いましたか?
不動産業界は基本的に筆記試験は性格診断程度なので、面接対策に力を入れました。私は人と話すことが得意なので心配はなかったのですが、社会人としてのマナーに不安があったのでキャリア支援センターで模擬面接を受けました。入室・退室の仕方など、案外知らないことが多く、とても勉強になりました。また、話すことが得意だと、知らないうちに友達言葉が出てしまうことがあります。注意すべきポイントが分かったこともキャリア支援センターでの模擬面接のおかげだと思います。
面接ではどのような受け答えを心掛けましたか?
ただ話すのではなく、自分が言いたいことを簡潔に伝えるため、事前に文章に起こしていました。面接時間は短いので、時間をかけて話すわけにはいきません。一度、文章化して口に出して言葉にしてみる。それを繰り返しながら試行錯誤しました。また、面接官の話を聴くとき、自分が話すときの身振り手振りにも注意しました。面接官の話に対するうなずきや、アピールしたいときのジェスチャーなど、伝えたい気持ちを前面に出すことが重要だと思います。
これから就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。
業界を絞り込むのは最後で良いと思います。就職活動の初期は、とにかくたくさんの業界を見て様々な情報を得ることが大切です。企業を調べていくうちに、自分のやりたいことが必ず見つかると思います。例え興味がない業界でも調べることを怠らず、自分に合った企業を見つけてください。