
自然体の自分で
就職活動を行ってください。
金融業界
山口 萌乃果
Honoka Yamaguchi
短期大学 キャリア教養学科2年
株式会社常陽銀行 内定
金融業界に興味を持ったきっかけを教えてください。
特に金融業界に絞り込んだ活動を行っていたわけではありません。就職活動を始めた頃は幅広く業界を知ろうと思っていたので、気になる企業のインターンシップや説明会に数多く参加していました。徐々に絞り込みを始めたのは、1年生の冬頃だったと思います。業種より職種を優先し、営業職で働ける企業を調べはじめました。そこで興味を持ったのがハウスメーカー、カーディーラー、金融関係という3つの業界です。その中でも力を入れていたのがハウスメーカー。インターンシップの募集やイベントがあると必ず参加し、企業研究を進めました。
常陽銀行との出会いを教えてください。
企業の合同説明会だったと思います。会場で常陽銀行のお話を聞き、地域に貢献する金融の仕事内容に共感しました。でも、実際に受験しようと思ったのはかなり遅い時期で、当時、第一志望だったセキスイハイムの選考会が始まる4月頃だったと思います。それまでも常陽銀行のインターンシップや会社説明会には参加していましたが、少し興味があった程度で真剣には考えていませんでした。でも先生や両親などに相談すると、常陽銀行も受けておいた方がいいとアドバイスをいただき受験することにしました。
セキスイハイムの結果はどうだったんですか?
最終的に内定をいただきました。ここで就職活動を終わりにしようとも思ったんですが、常陽銀行も受けるだけ受けてみようとエントリーすることにしたんです。
なぜ気が変わったんですか?
正直に話すと福利厚生の充実です。常陽銀行は休日も多く、収入面でもセキスイハイムより良い条件でした。インターネットで調べると、ハウスメーカーは残業があるところも多いようです。常陽銀行にも営業職はあるので、そこで働きたいと思うようになりました。
試験対策はどのように行いましたか?
筆記試験がなく、面接だけで選考が行われる企業を探しました。就職活動を始める時期が遅くなってしまったので、筆記試験対策のための勉強する時間がなかったんです。そのかわり面接対策には力を入れました。鏡を見ながら話す練習を繰り返し、想定した質問に対する答えのテンプレートも作成しました。また、私の母が東海村役場の面接官なので、面接官が見ているポイントなどを教えてもらいました。でも、最も効果的だったのは、たくさんの企業を受験し本番を多く経験することです。もともと面接は苦手ではありませんでしたが、徐々に面接が好きになっていきましたね。
面接を好きになるにはどうしたらいいですか?
私の場合は面接が好きだと思い込むことから始めました。緊張し過ぎず自然体で臨めば、面接官の方の笑顔を見ることが楽しくなってきます。最初に「私は面接が好きです」と伝えると、多くの面接官の方が表情を緩めてくださいました。それでも落ちたら、そのときはそのとき。次に向かうだけです。
短大生であることは意識しましたか?
短大生の強みは若さだと思います。面接のときも、元気の良さやスキルの吸収力では4大生に負けないとはっきり伝えました。自分が選んだ学歴に、自信を持つことも大切だと思います。
これから就職活動を始める後輩にメッセージをお願いします。
あまり固くなり過ぎず、心に余裕を持つことも大切です。絶対に失敗できないと緊張しすぎると、上手くいかないことがよくありました。落とされたら仕方がないと割り切って、ありのままの自分で選考会に臨んでください。