演劇部

発声練習・即興劇・読み合わせ・脚本作成などを通して演技を模索しています。演劇に興味があれば自信がなくても大丈夫です。

部員数 3年9名、2年2名、1年8名 合計19名
活動日 月・木・土
場所 部室・講堂
目標 県大会出場
近況(実績) 2020年度 県央地区大会 優良賞
進学実績 茨城大学、獨協大学、玉川大学、常磐大学
過年度活動報告

2023年度の部活動報告

令和5年度 茨城県高校演劇祭に出場いたしました。

小美玉市四季文化館みのーれで、県内の10校が参加して行われた高校演劇部の大会です。本校は、県央地区大会と同様、卒業生と顧問教諭笠原そして現役部員による共同創作の脚本「一緒なら」を上演しました。

お話は、現代の日本が「もし他国からミサイル攻撃を受けたら」という舞台設定で、「疎開」した高校生たちが、社会に対する疑問を胸に、平和、自由、そして大切な「あなた」への想いを込めたドラマを作るという話です。

配役やスタッフも県央地区大会と同様ですが、県大会までの変化と成長をお伝えします。

部長、安藤心優さんは、努力を重ね、体全体で感情を表現し、切れのある動きで、劇全体を引っ張るアンカーとして大きく成長しました。部員への統率力もあり、優秀なリーダーでした。原田和美さんは大きな表現と正確な発音で劇全体にリズムとパワーを与える、本校の役者のエースですが、今回は本人の工夫により、より人間味のある演技を披露しました。増淵悠太さんはコミカルな演技と、暖かみのある雰囲気を発することのできるユニークな存在ですが、今回はより迫力とスピード感のある演技を披露し、特に審査員から評価を受けました。片見里桜さんは独特のギャグセンスで、冗長になりがちな舞台に新鮮な変化をもたらすという特徴がさらに発揮され、また、長い台詞を分かりやすく伝える技術にも磨きがかかり、大きく成長しました。(以上2年)。田口綾乃さんは、日々の努力を重ね「無口な聖なる少女」という役割を十分に表現し「かわいらしい以上の魅力があった」という評価を審査員からいただきました。渡邊月渚さんは、身体表現を中心とした役でしたが、演劇の練習に熱心に取り組み、切れと存在感のある演技を披露しました。(以上1年)。

さらに、サポートスタッフとして小倉紗彩さん、青柳茉里さん、久保田泉妃さん、小池彩恵さん、中瀨華奈さん(以上2年)加藤緋梛さん(1年)が活躍してくれ、舞台裏のサポートや、大道具の設営、小道具の輸送、演技の進行管理、その他大会運営側から義務づけられた様々な役割を果たしてくれました。地味な活動とはなりますが、欠かせない存在であったことを明記いたします。

照明は庄司未依奈さん(2年)が担当しました。初めてのみのーれで、初めての機材とスタッフの方との連携に苦労もしましたが、ノーミスでやりきってくれました。音響の暴若奈さん(2年)も例年になく複雑な効果音を、県央地区大会よりもさらに正確に操り、影の演技者として活躍しました。

お客様の評価は概ね好評で、特に大人の方や、他校の顧問の先生からは好意的なお言葉を頂きました。

結果については、県大会で入賞することはかないませんでしたが、審査員が評価しやすい演劇とはタイプが異なる作品であったとか、初めての「大ホール上演」ということで、県央地区大会より格段に広い舞台をうまく使えなかった点などに課題があったことが分かり、勉強になりました。

さらに、今回の「一緒なら」は紛争の絶えないこの地球上に生きることについて、ご覧いただく方にお考え頂きたい、という密かな望みがありました。その意図が朝日新聞(2023年11月18日朝刊茨城版)に取り上げられまして、記事にして頂いたこともよい思い出になりました。

もちろん、以上のことは、部員にとって通過点に過ぎません。今後は一層謙虚に、努力を重ね、よりよい演劇を創造したいと存じます。

最後になりましたが、この営みを支えてくださった、保護者各位に深い感謝を申し上げます。

令和5年度 茨城県高校演劇祭県央地区大会にて、最優秀賞を受賞し、県大会に進出いたしました。

ひたちなか市文化会館で、水戸市近郊の9校が参加して行われた高校演劇部の大会です。本校は卒業生と顧問教諭笠原そして現役部員による共同創作の脚本「一緒なら」を上演しました。 お話は、現代の日本が「もし他国からミサイル攻撃を受けたら」という舞台設定で、「疎開」した高校生たちが、社会に対する疑問を胸に、平和、自由、そして大切な「あなた」への想いを込めたドラマを作るという話です。

役者は次の方々です。部長、安藤心優さんは創作への熱い想いと、同時に自信の無さを抱くドラマのシナリオライターを、努力と工夫を積み重ねて繊細に演じきりました。原田和美さんは社会への強い疑問と繊細な感情を抱く二人の女性を、持ち前のセンスと技術で迫力をもって演じて劇全体を牽引しました。増淵悠太さんはドラマを作るメンバーのリーダーと、架空の国の若き学僧を演じ、限りない優しさとコミカルさを表現し、繊細な男子が成長する姿を演じました。片見里桜さんは独特のギャグセンスで、冗長になりがちな舞台に新鮮な変化をもたらし、「台詞のない場面での演技」で生活感を巧みに表現しました(以上2年)。田口綾乃さんは、女の子、若い男性、そして強く繊細な女性を演じ分けるという難しい役を努力と情熱で演じきり、演劇の主題を表現しました。渡邊月渚さんは架空の国の、抑圧された庶民や反政府組織の民兵を体を張って演じました(以上1年)。

審査員からは、特に全員の演技力を高く評価され「すばらしい演技力」「どこかの劇団に所属しているのか?」(注:顧問には演劇経験がなく、彼らの主体的な努力と工夫が全てです)「まるで登場人物が本当にいるかのような演技」「大好きな場面がたくさんあった」との講評を頂きました。

さらに、サポートスタッフとして小倉紗彩さん、青柳茉里さん、久保田泉妃さん、小池彩恵さん、中瀨華奈さん(以上2年)が活躍してくれ、舞台裏のサポートや、小道具の輸送、管理、大会運営の受付業務など多彩な仕事を果たしました。地味な活動とはなりますが、欠かせない存在であったことを明記いたします。

照明は庄司未依奈さん(2年)が担当しました。初めての経験でしたが、部長とともに照明設計にセンスを発揮し、ひたちなか文化会館のプロ仕様の照明装置を巧みに使いこなしてくれました。音響は暴若奈さん(2年)が例年になく複雑な効果音を巧みに操ってくれ、影の演技者として活躍しました。両方とも「適切」「効果的」「ミスがない」という観客からの回答を、アンケートで頂きました。

もちろん、以上のことは、部員にとって通過点に過ぎません。今後は一層謙虚に、努力を重ね、よりよい演劇を創造したいと存じます。

最後になりましたが、この営みを支えてくださった、保護者各位に深い感謝を申し上げます。

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